未婚の子どもがいる親御さんへ

同居している子どもの結婚を気にしている親御さんが多いことに気が付きました。

なぜ、結婚しようとしないんでしょう。わたしが観察するに、家が居心地がいいんです。

住む家があって、食料もある。実家で暮らしていたら経済的にも困らないし、楽だし、寂しくないし、だから、結婚したいなんてと思いません。思っても切実は課題にはなりません。

また、いつまでの子どもと一緒にいたいという親のエゴもあるかもしれませんね。

おわかりのように、子どもには子どもの人生があります。

これから一緒に暮らしても、いつかは親は子どもより先に亡くなります。その時に困るのは結婚もしておらず、頼れるパートナーや子どもがいないあなたのお子さんです。

 

心を鬼にして、一度家から追い出してください。早ければ早いほうが有利です。

方法として、

1)まずは家賃をちゃんととること

(1-3万円と安いと効果ありません。賃貸で借りたときと同じくらいに設定します)

2)そして、出ていく期限を決めること

(準備期間も入れて半年から1年がよいです。1年以上後だと現実味がありません)

 

でも子どもからしたら、突然の退去命令に「なぜ家を出ないといけないの?」と反発するかもしれません。交渉が難航した場合、いま住んでいる家が家族向きの大きな家であれば売ってしまって夫婦やひとりで住める小さな家に住み替えるのもいいかもしれません。

(いまは不動産価格が高騰しているので売り時かも)

また、親御さん自身がおひとり様なら再婚をしてもいいかもしれません。

要するに、自らが強制的に「親離れ子離れ」のきっかけつくるんです。

 

家を出ると寂しくなります。一緒に助け合うパートナーが欲しくなります。

 

別居が実現できたら、離れて暮らしているお子さんに結婚を勧めてみましょう。家族内で結婚の話をするなんて気恥ずかしいかもしれません。でも勇気をもって。わたしの場合、40代後半まで独りでした。(20代のころ結婚しましたが離婚)母は初回の結婚時も結婚の「け」の字もその後離婚して独りになっても再婚の「さ」の字も口に出したことがありませんでした。だから娘のわたしに結婚してほしくないんだと勝手に思っていました。だからか無意識に結婚から遠ざかっていました。親の望む子でありたいと(反発しながらも)無意識に思っていたからでしょうね。親の影響って意外に大きいんです。でも再婚を決めたとき、「おめでとう。よかった。これで安心した。」って素直に喜んでもらえました。喜んでもらえることが意外で、母は結婚にしてほしくないわけではないんだとその時はじめて知ったんです。

 

嫌がられても定期的に「結婚」を話題にのせましょう。口に出さなくなったらダメですよ。結婚するまでずっとです。要求ではなく希望を口にするんです。無意識に結婚するんだと本人に結婚を刷り込ませるのです。諦めていないことを口に出して伝え続けると変化があるかもしれません。もちろん、人それぞれの幸せがありますからくれぐれも押しつけだけにはならないように。それだけ親は子どもに(良い意味でも悪い意味でも)影響を与えているのですから。